キャラについてたらたらと


キャラってなんでしょう。
仮面みたいなものだと思う。
中身がどうであれ、かっこいい仮面をかぶれば、被写体としてかっこいいわけで、かっこわるい仮面をかぶればかっこわるいわけだ、多分。


つけてる仮面によって、損益がだいぶかわってくる。これは僕のこれまでの経験だ。
小学校以前は、社会とリンクされているっていう実感なかったから、人に見てもらう自分って意識しなかったから、もちろん仮面も存在しなかった。
小学校の前半は僕は優等生の仮面をかぶっていたし、まわりからもある程度そうだと思われていた。親のしつけによるものだね。これは親によって作られた仮面だ。気づいたら服のように着せられていた。
小学校の後半は、それまでの優等生を演じさせられていた自分が、クラスであまりに地味な存在だったことに気づき、何か寄る辺ない気持ちになってだっただろうか、ワルを演じた。ボーイスカウトもやめたのだった。これが自分で初めて作った仮面だった。はっきりいって、この仮面は着心地がよかった。自分のやりたいようにやっていれば、自分が気分がいい上に、周りもそんな自分を見ていい気分になってくれて、さらに自分がいい気分になった。
中学校に入ると、勉強ができるこ、っていうのが自分の中で大きな価値観となっていたから、それまでのワルに加えてただのワルじゃなくて、エリートなワルを目指し始めるのだった。それが、ロック!だと思い込んでいた。ただのワルはロックンロールだ。俺はロックなんだ、って思ってた。
しかし、中一の夏休み明け、勉強の方が突如低迷しはじめ、冬休みの頃にははっきりいって高校に入る自信すらそがれたほどだった。単なるワルになったのだ。しかも、ワルというのは、自分が実は勉強ができるという後ろ盾の下、わいてくる自信によるものであったことにこのとき気づく。何も残らなかったんだ。このとき生まれて初めて素顔が覗いた、のだったきがする。
素顔の自分とはどんな自分か、これを身の回りの人に言っても誰も信じてくれないのだから、あえて話すことはしない。
この頃から孤独を楽しむようになる。勉強をできなくなった本当の自分を見られたくなかったから、必死に、一匹狼っていう仮面を作り上げた。
高校に入ると、僕は高校が小田原で、家よりもさらに田舎に位置することから、周りの人間に対して文化的な劣等感を見出していた。だからなおさら一匹狼の色が濃くなった。実際、高校のクラスで自分ほど非協力的なやつっていなかったと思う。そういう仮面をつくりつつ、一方では勉強では誰にも負けたくないという信念を貫き、模試の偏差値が絶対的な価値観となっていった。一方部活では、クラスでの孤独の一方明るく振舞うように努力したつもりだ。
大学は希望とは程遠いところに入った。
ただ、わかったことは、自分の価値観が間違っていた、ということだ。
気持ちをきりかえて、経済新人会とビートルズ研究会に入る。どうして兼サーしたのかといえば、自分のキャラを使い分けたかったから。経新ではまちがいなく自分の素顔に近い仮面を、いやせいかくにいえば仮面をかぶっていなかった。ビー研ではただ、ばかに、何も考えずに、楽しむための仮面をかぶった。

それぞれの仮面がその後どうなったのかといえば、経新では硬すぎる自分の態度が嫌われ、ビー研では空気がよめないと言われ。
さらに経新やめると、自分はただ、今を楽しく生きるためにばかなキャラでしかなくなって、
なんというか、環境がかわらないとキャラって変わらないでしょう。というか正確に言うと、仮面はかぶるものではない、むしろ見る人にとってのめがねのグラスになるんだ。色眼鏡ってやつね。
だから、例えば経新の人がビー研の俺を見れば違和感を覚えるか、経新にいるいつもの自分と変わりない、って思う。逆もまた然り。

一般的な言葉で言えば、ファーストインプレッションは簡単には変えられない、ってことだけどね。



で、前置きがすごくながくなった、てか言いたいことはこの後なんだけど、今、自分で作った仮面が、いまさらいやなんだ。でも俺が仮面をとりかえても、他人の色眼鏡はとりあげたりできないのだから、もう俺に対する何らかの印象があるひとに対しては印象を覆すことってできないんだ。でもそれがいやだって
つまり、既知の人がいるのとは別世界にいくしかないんだ、ってこと。


人生はゲームのようにリセットって、もちろんできない。はじめからってのはない。
でも、修行ていうか、全く違う自分を探すことってできると思う。



老人会がとうぶんできなくなる。というか実質解散状態になる。
俺にとっての最後の寄る辺だった老人会がなくなる。
文字通りNowhere manになる。

自分で言うにはあまりに残念だけど、事実、今のビー研は俺を必要としていないと思う。ビートルズやるならまずは楽器をそろえないと怪訝な顔をしたり、ものすごくマニアックで理解できないこととか。ま、いばってるわりに本人下手なんだけどねorz
ビー研は本来衆議的っていうか、でも今の自分ものすごく独裁的だし。
人をしきったりするの苦手だから、ヒヨ代とかはじめは困ったんだけど、実際何回もトラブルあって、何回もやめようとおもったのは過去のブログにもでているからねぇ汗
ただいろんな仕事を一人でやりすぎちゃったと思うの。
人には相談しないって、俺のこと悪く思う人もいーっぱいいるし、それでも俺は誰かを信用できなかった。
こういうとこ後期のポールの悪いとこそっくり


すんごく反省しているんだよ、いまさら。今までバンドいろいろやったけど、なんだか、いっしょにくんでくれた仲間には大変申し訳ないきもちでいっぱいなんだ。じぶんばかり楽しんで、周りの人のこととか気配りとかできてないし、段取り悪いし、ほんと、できることならすべてやり直したいんだよね。できれば今みたいなキャラじゃなくって、静かな存在でありたかった。てそれ入学初日かorz

他方経新にいた自分のキャラはよかったと思うな。そんな仮面すてちゃったけど


過去は変えられない。
未来を変えよう。