家族〜だめだなって思うとき


今日は弟の誕生日です。誕生日が近いものだから小さいころから二人の誕生日ケーキ+クリスマスケーキ三つ分を兼ねている。
問題はそのケーキを何日に買うのかということ。俺も弟も自分の誕生日にほしいと思うわけで、俺の言い分はクリスマスでもあるし25日にするべきだ!弟はそれでも譲らない。
しばしば間の26日に食べることもあった。でもほとんど毎年25日に食べてきた。ていうか記憶の範囲で27日(弟の誕生日)に食べたことってないと思う。
でもね、ここ数年はもはやそんなことに首を突っ込まなくなってきたんだよね。家族の絆が弱まったせいか、それとも誕生日(クリスマス)に俺がどこかに出かけるからか。


で、今年は俺の二十歳の誕生日だったわけだが、夜にちょいとでかけて、家に日付が26日になったころ帰ってきたんだが、俺の名前の入ったケーキがホールのまま、手付かずで、ローソクが立って、待っていた家族・・・
寝る前にものすごく反省したね。涙は出さなかったけど(眠かったから)今ものすごくこのことを後悔している。
今までケーキは祝われる人のためにあると思ってた。だから弟と取り合っていたのだ。
だけど、祝う人のことを考えてなかった。
二十歳の誕生日に、俺ってどこまでがきなんだ・・って思ってしまった。


特に親は悲しかったんだろうなぁ




今日は朝からバイトで、六時に起きて本でも読んで、紅茶を飲んで、ぼーっと外出。
そしたら、髪をととのえたはずなのに、寝癖が><
午前中にバイトが終わり、暑かったせいか(20℃だもんね!五月並だって。冬を越えて春も終わるころだよ)なんとなくふらふらと本屋に入って、新潮社の売れ筋ベスト5をそろえた。中でも夜ピクに惹かれた。

夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニック (新潮文庫)

そして例のごとく楽器店によって、文字通りOverseeingして、落ち着いたところで帰宅。
昼ごはんは?親に聞くと、ない、と。
そうだよな。この一ヶ月ほとんど家で夕飯を食べていない。二、三回だね。

十日くらい前まではそれでも俺の分が用意されていた。
最近はない。
俺は壁を壊して外に出ようとして、大事なものを失いかけているような気がした。
はっきりいって、あんまり家族でべたべたするのは、俺はだっせーって思うし、実際その束縛がいやなのね。だからいつのまにやらうちには門限がなくなった。
家に帰らないこともしばしばある。
その際にわざわざ連絡することさえしなくなった。

親はただ学費とお小遣いを払い、洗濯物をする、そんな存在になってしまったのだろうか。



三国志徐庶という武将がいるのだけれど、今からでも彼を見習いたい。
ちなみに彼は非常に親に迷惑をかけて成人して、あるときから勉強に目覚めて、親孝行に励んだという武将。かの有名な諸葛亮劉備に仕える前にいた軍師。親孝行が災いした人でもあるけれどもね。



そんなわけで、どうやら今日は弟の誕生日で家族というものを考えさせられた一日でした。