大河ドラマ

tenkabito2006-01-29

今までのところ毎回今年の大河ドラマ功名が辻」を見ている。
世間じゃあまり評判が良くないらしいが、あれはきっと人気が出る。
最近では利家とまつに作風が似ている気がする。
というのは、義経のように歴史のできごとを語るのではなく、ある程度作り話であっても人間の心を描いている、ということだ。
歴史の事実や伝説をありのまま語ると詳しい人は既に知ってるし詳しくない人は興味が起きる人がいないとは言わないが、とにかく全体から見れば対象がかなり絞られてしまうと思う。
一方人の心を描く作品は、古今東西問わず人々が共感できる。歴史の事実を知っていても登場人物の心理を推測するに値するだろうし、歴史に疎い人にとってみても歴史を学ぶ機会でもありうるしやはり共感の得られるシーンが多いのではないか。
どのような作品を作ったらみんながみるかについての一定の答えはないと思うが、今回の配役を見る限りNHKの努力が伺える、と私は思っているのだが。
ともかく理想(?)の夫婦山内一豊と千代の物語を今後も楽しみたい。