元服

今日、無事に元服の儀式をすませました。


地元小中学校の仲間を久しぶりに見る。まぁ男は普通にスーツを着てるからそれなりに、って感じなんだが、女のコだよね、振袖、みんな素敵です。
振袖を見て、うちの中学校はジャージ登校で、みんな緑ジャージ(通称ミドジャー)着て、同じ教室で、男と女の区別がようやく出来たような頃、そんな時代がほんの5〜8年前ですか。
女のコが制服を着、浴衣を身に纏い、振袖も着こなして、最後は(着れない人もいるけどw)ウエディングドレス。もうあとはウエディングだけじゃん!なんだか娘の成長を見る親のようになってしまいましたが、同級生のそういう姿を見て、初めて、あぁ自分も歳をとったなぁと痛感するのです。

数年前、地味だった女のコもみんな、輝くような笑顔で、あれは本当に美しい。
生まれて以来、今日ほど美しいものを見たことはないとすら思える。

みんな大人の女性だった。


男は先のことを見るから、今日のことなんてこれっぽっちも覚えてないだろうケド、女の子は今を大事にするから、今日の朝、どうやって帯を回しただとか、そんなことまでしっかり覚えるのだろう。多分死ぬまで。
男は先を見ろ!女は今日の記憶を大事にしろ!
いや別にどうでもいいっちゃあいいんだけど。


それからボーリング行って、その後同窓会に出席するわけだけど、近くで見ると、みんな少しずつ顔が違うんだ。こんどは男も女もたいてい私服だったけど、やっぱ私服になると個性がでるのね。服のセンスを見ればたいてい、その人がどういう生活をしているのかがわかる、換言すると、生活感の表れってやつね。
マフラーの色とか


結構多くの人と喋った。日ごろ大学とかなんだかんだでみんなにたりよったりの集団だけど、公立中学校ともなれば文字通り十人十色。大学進学が当たり前ではないし、そういう世界に久しぶりに触れて、他の人の人生のあゆみをきくのが楽しかった、のだが、どうしても中学校時代の思い出話になる。
ノルウェイの森でいうところの「突撃隊」のようないじられきゃらをおもしろおかしく話して、大変盛り上がった。すまん、突撃隊orz


次にいつ会うのかはわからない、そういう顔合わせばかりだったけれども、思ったより多くの人が自分のことを覚えてくれたりしたのがうれしかったし、今日初めて話した、って人もたくさんいた。



中学の頃の映像だの写真を見ていたとき、俺はもっと中学生活をエンジョイできたのになぁってちょっとブルーになった。でも、そうやって後悔するより、たった今も動き続けているこの時間を一歩一歩大事に踏みしめていくことがいかに大事なのか、それを学んだ気がする。
後悔している時間を後悔しないように、今を大事にするってこと