違う世界ってもんを見てみてえもんだ

諸葛孔明武田信玄
彼らは非常に優秀な政治家として有名。だがあえて彼らの共通した欠点を挙げると、強い権力と能力で全部を率いて、後継者が育たなかったことですね。
彼らが生きているうちはそれでいい。問題は彼らが死んだ後に起こる。
すると劉禅にせよ武田勝頼にせよ、家を滅ぼした者として血祭りにあげられるが、劉禅はともかくとして、武田勝頼を凡将というようなようでは何もわかってない。
武田勝頼はさまざまな改革を行う。彼は戦闘に関しては信玄にひけをとらない能力を発揮する。それでも滅びた。
武田家の滅亡は勝頼の責任というより、むしろ信玄の残した負の遺産によって破綻したと考える方がいいかもしれない。

こういうのも不公平な話だ。信玄は優秀な政治家と言われ、勝頼は滅亡の原因と言われる。

世の中ほとんど不公平だ。でも、僕は、できるだけ真実を知って欲しいと思う。今あたりまえのように鵜呑みにしている見かけの真実。
あたりまえは冷静になればあたりまえではない。
そもそもあたりまえなんて存在しない。生活水準にせよ文化的価値観にせよ、60億通り存在する。
だから僕は人づてを鵜呑みにはしない。自分で直接感じたもの以外は信じない。
今世界中で起きている貧困だとか紛争などは僕にとってフィクションとなんら変わらない。実際平和運動をしているわけではないし、直面したこともないのに、テレビで見た程度で同情しているだけでは世界は変わらない。
ただ、こういうのを単に鵜呑みにして信じることをしたくないと言ってる訳ではない。いつかこういう現実を自分で直接感じることが重要だと思っている。そして初めて世界を語れる。


そう考えると、本当に自分が知っている世界なんてちっぽけなものだ。僕は僕のあしあととその周り半径10メートルくらいしか知らないわけだ。
僕の知ってることって、一年のうちの一秒にも満たない、いや、宇宙誕生以来の一秒にも満たないと思う。
だから違う世界をどんどん知りたいと思う。知るって言うのは人づてに聞くことじゃない。自分で直接感じること。
人に聞いた話を「それ知ってる」みたいな顔して生きたくないんだ。
これは人を信用していないわけではない。


というと奇麗事すぎる。
本当のことを言えば、ただ、今自分の住んでる世界が嫌になっただけなんだ。
人の話を鵜呑みにして、知ったかぶる世界が嫌になったんだ。


あ、そうそう、年金の未納は市役所の年金課に申し出ればいいらしいね!