99.9%は仮説

こういうタイトルの新書が光文社から出ているのだけど、僕にとって早速の仮説は、この本はつまらないと思うこと。
実際、僕は現実を数値的に明らかにしたものでなければ本としての価値を見出せなかった。
小説はあくまでもフィクションで、現実には役に立たないと思っていたし(実際は自分が経験できないことまで人間的な経験として積み上げられると思う←これもまた仮説)
この類の「○○は××だ」という本も僕は信じなかった。理由などない。あくまで、そういう前提・仮説を置いて僕が生きているというだけだ。


僕はこのように人一倍信じている仮説が多い。僕の価値観で物事に勝手な判断を下す。すると僕は物事を実際に確かめる前に結論を下してしまう。もしかしたら自分の考えとは違う秘められた可能性があるかもしれないのに、僕は疑おうとしない。
その結果ちょっぴり人生がつまらなくなる。
多くの人は、例えばある音楽について、この音楽はこれがいいよね、と思ったりするところ、僕の場合はこの音楽は僕が好きになれない(という仮定の存在)から、聴く必要がない、とする。
もちろん大げさな表現だけど、99.9%が仮説なら、僕は0.1%のことしかモノにできていない。


だから僕は仮説で勝手に物事を判断せず、いろんなことを知るべきだ。もっともこれも仮説なのだが。
この仮説が正しいかはおいておいて、とりあえず仮定すると、僕は自分の価値観の外を認めなければならない。
だから僕は自分の納得のいかないことを、「納得がいかないと納得する」のではなく、納得のいかないことに正面から当たってみようと思う。納得のいかない他者の考えなりを曲げるのではなく、耳を傾けてみるということだ。



O井タソからもらった中村一義(ビートルズ臭きついw)と、昨日買った五冊の本と、外バンの練習だけが僕を癒してくれる。
内省的な時は一日本が五冊は必要だね。そろそろまた何かびっくりするような本を探しに行かなきゃ。僕になかった新しい価値観やものの考え方を目にするんだ。僕に足りないのはそれ。
結局、自分の考え方が非常に狭い世界の中に限定されると、他者が理解できない。他者を理解できない者は他者に理解されない。そんなやからが歌を歌っても何の説得力もない、という仮説に僕はぶちあたった。
だから僕は一つ一つ、外に目を向けようとしている。




I've got a feelingを歌うとすっきりするね!